Cotton Candy

夢の続きは、ひとつかみの綿菓子

土曜日

運動会は雨のため、あくる日の日曜日に延期になった。

雨女が功を奏したのか、おかげで私の大役はなくなった。

とはいうものの、中止となると、あれだけ張り切っていた両親が不憫ではあるし、よくよく考えると、私も甥っ子の仕事ぶり?を見たかった気がして、残念である。体育主任なのだから、徒競争のスタートでピストルをバーン!なんてするのだろう...

日曜日は、私は日ごろの土曜の仕事をすでに振り替えてしまったので、連れていくことはできない。さすがに両親もあきらめたようだ。がっかりした父の声を電話で聞いたら、思わず「来年行こうね」と言ってしまった。おかしなもので、本当に来年は連れていく気になっている私がいる。それまで二人とも元気でいてほしい。

そういうわけで、ぽっかり空いてしまった土曜日だけど、ここは有効に使いたい。まずは朝ドラの最終回をじっくり味わうことから始めよう。(*^^)v

何しろ最後まで見た朝ドラは「あまちゃん」以来なのだから。

 

とある運動会前

ブログを再開しようと決めたものの、一日書いただけで止まってしまった。

というのも、私の日常の大部分を占めるのが仕事なので、仕事以外のことを書くのは意外に難しい。仕事のことだったら話したいことたくさんあるのだけど、うーん、それをこの場で書くわけにはいかない。

 

さて、私の甥は二人いるのだけど、そのうちの一人は都内の小学校で教師をしている。その小学校の運動会がもうじき開かれるのだが、なんと高齢の私の両親(つまり甥から見たら祖父母)がそれを見に行きたいと言い出した。そもそもは、姉(甥の母親)が「今年から体育主任になり運動会に向けて張り切っている」という話をしたからだ。

生徒(孫)の運動会を見に行く祖父母は当たり前だけど、教師(孫)を見に行くなんて聞いたことがない。いったい何を見に行くのか、教師としての活躍ぶり?うーん、親ばか、いやババジジばかか。

ところが、そんな話を職場のスタッフにしたら、なんと幼稚園の先生をしている娘の運動会を見に行く友人がいるという。それもパートの仕事を休んで。

そうか、そういう時代なのだ。

そういうわけで、暇な両親だから、まあちょっと目先のかわったところに出向くのもよいかと私も賛成したのだが、問題はこれから。

姉の義母の体調が悪くなり、当日姉が連れていくことが難しくなってしまった。姉が行かないのだったら、行くわけないと思っていたが、ところがどっこん、すっかりその気になってしまった父母は、二人だけでも行くと言う。日ごろ気の合わない二人なのに、こういうときは妙に意見を合わせ、頑固に言い張る。

目的の小学校は23区内とはいえ、実家からはかなり遠い。乗り換えもある。駅からも歩く。無事に着いたとしても、母のことだから、敬老席に座らせてくれとか、見えないとか我儘を言ったり、仕事中の甥っ子に勝手に話しかけたり、みんなに迷惑をかけそうだ。父は父で、持病があり、心配だ。

で、で、たあいへんな役目が私に回ってきたのである。二人姉妹だから、姉に頼まれると断れない。しぶしぶ返事をした。でもその時から、私の煩悩は108つどころか150くらいに増えてしまった。

・当日の私の仕事を他日に変えなければならない。その手配にあくせく。

・当日のスケジュールを綿密に立てる。電車乗り換えやタクシー利用とか。

・会場で座るところがないと困るし、母は脚が悪い。→アウトドア用のたためる小さな椅子を2脚買う。

このへんまではよかった。ところが甥が送ってくれたプログラムと案内状を見て、びっくり。

・1年生は6クラス、他の学年も4~5クラスあるマンモス小学校。

・保護者でさえ見ることが大変なので、保護者席は入れ替え制(自分の子の学年だけを見る)

・運動場が珍しく全面、天然芝。なので、ハイヒールはもちろん、アウトドア用椅子も禁止。

なんだ、なんだ、とても都内の小学校とは思えない。受付も厳しいようで、どうやら生徒の保護者以外は歓迎していない模様。早速父母に電話したが、それでもやっぱり行くと言う。

だめだ、もう二人の心はすっかり運動会なのだ。

仕方ない。私もあきらめて、連れていくことにした。

せめて、母にお弁当だけは作らないで、と毎日懇願している。だって、何が何でも午前中で帰る予定だから・・・(内緒)

 

あらら、長文になってしまいました。愚痴は言っても書いても、だらだらになりますね。ごめんなさい。

運動会終わったら、報告しますので、よかったら、また読んでください。

 

 

この夏のまとめ

忙しい夏だったなあ、と思う。って、その忙しさは継続中だけど。

以下、この夏の仕事関係重大出来事まとめ。

1.初めてのクレームに落ち込む

こういうのって、本当に一方的に勝手なことを言われるのだと、実感した。反論もしたかったけど、堪えた。かなりひどく落ち込んだけど、それをきっかけにいろいろ考え直すこともできて、今となってはよかったと思っている。

2.上からのミッションを断る 

ノーと言えない、お人好しな私にしては、かなり勇気のある行動だった。私、偉いよ、よくぞ、断った!評価されての抜てきだったらしいけど、私には精神的に無理だった。菓子折り持って断りに行った。←主婦だから、菓子折りしか思いつかない(笑)。「(私でなく)メンタル強い人にお願いします」という言葉を添えて。

3.友人が企画したプロジェクトに参加する

ノーと言えない、お人好しな私だから、仕方ない。プロジェクトそのものは納得できる企画だし、成功できたら素晴らしいって思うし、せっかく私なんかを誘ってくれたんだし...。しっかし、これによってまた忙しくなるのは必須。10月半ばに第一回の会議。それにしても、来た船には乗ってしまう性格だとつくづく思う。でも、来た船は貴重だと思うし、自分からは行動できない性格なんだから、船をチャンスと呼んで、私なりにやってみようと思っている。

 

そうそう、仕事には関係ないけど、いや関係あるのかな(笑)、睡眠が大事だってことをこの歳になって、よーくわかりました。だから、最近よく寝ています。

お会計は・・・

今週のお題特別編「嬉しかった言葉」
〈春のブログキャンペーン ファイナル〉

仕事帰りに小さなスーパーに寄って、食パンやらヨーグルトやら納豆など7,8点をカゴに入れて、会計したら、ジャスト1000円だった。

「うわっ、ぴったし1000円です!素晴らしいです!」

とレジ係の若い女性がにこやかな笑顔とともに言ってくれた。

「あらあ、珍しい。嬉しいです」こちらも笑顔で応えた。

後ろに並んでいる年配の女性もそれを聞いて、微笑んだ。

その一瞬の和やかな空気は、今日の仕事の疲れを吹き飛ばしてくれた。スーパーを出てからの家までの足取りは軽やかだったし、今日1日は良い日だったなあ、と思った。かなり単純だけど~(笑)

 

「いいこと探し」のポリアンナじゃないけど、そんな小さなことで気分は変わる。思いがけない出来事と咄嗟に出た客への思いやりが感じられる店員のひと言。たぶん、大学生(パート)だと思うけど、彼女は将来有望な社会人になるのは間違いなしね!

お別れ

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「花見」の有名なお菓子。昨日、思いがけぬ亡くなったYさんのご両親がいらして、くださった。偶然にも昨日の記事を書き終わったばかりのときだった。呼んだのかしら、予感がして書いたのかしら...。とにかく驚いた。

主婦友だったY子さんとはそれほど親しい仲ではなかった。ただ、ご両親はずっとロンドンに住んでいらして、去年夏に彼女が入院したときに一時帰国されたとき、会う機会があり、そのときイギリス話に華が咲いたのだった。まさかY子さんがそれほどの症状で入院してたとは知らなかった。

昨日のご夫妻(といってもほとんどお母さまだけだけど)のお話から分かったこと。

Y子さんは5年前に癌の手術を(海外で)していた。でも肝臓に転移していて、急に亡くなってしまった。手術もせず、抗ガン剤も使わず漢方薬を飲んでいただけだった。その転移の話をご夫妻は知らなかった。

私が知ったことはこれきり。最初の癌のこともいつ転移されたのかも、昨年の入院のことも詳しいことは何も分からないけど、私から何かを質問するのは、何というか興味本位で尋ねるようで、とても失礼かと思い、ただただお話を聞いていた。

そのあと、お母さまから出たお話は、...Y子さんのご主人に対する愚痴のみだった。これを聞くのは辛かったけど、たぶんそれほどまでに自分の娘を亡くしたことは辛くて悲しいのだろう。なぜ、肝臓に転移をしたことを知らせてくれなかったのか、なぜ積極的な治療をしてくれなかったのか。悔しくてたまらない様子だった。全部をA氏(Y子さんのご主人)のせいにするのは、(A氏のことを知っている私としては複雑な気持ちだったけど、)分かる気がした。私の両親も私が同じような状況で死んでしまったら、私の夫のせいにするだろう、きっと。

転移の話をご夫妻にしなかったのは、Y子さんの意向だったのだろう。海外に住んでいる年老いた両親に心配をかけたくなかったに違いない。これはよく分かる。でも、積極的な治療をしなかったわけは分からない。私みたいに子ども達がおおきくなっているならともかく、一人娘のSちゃんはまだ7歳だ。どうしてSちゃんのために1日でも長く生きようと思わなかったのだろうか。抗ガン剤の副作用が怖かったのから?いつまでも綺麗でいたかったから?...どんな理由であれ、夫であるA氏がY子さんを説得し治療をしなければいけなかった、とご夫妻は言いたいのだろう。

葬儀は都内のとても有名な大きな祭儀場で行われる。そのこともご夫妻は不満らしく、死んだあとにお金をかけてもらっても仕方ない、A氏の見栄だけでやるようなものだ。A氏は自分のことしか考えていない。いつだって自分が一番大事なんだ。などと本当に聞いている側としては辛い話ばかりだった。

ご夫妻は身内以外のだれかに話を聞いてもらいたかっただけなんだと思う。だから、ただただ聞いていた。

つくづく思ったことは親より先に死んではいけない、ってこと。

 

朝から気持ちダウンするような記事を書いてごめんなさい。私もこんな話は誰にも言うことができず、ちょっと気持ちを整理しました。

今夜は、Y子さんにお別れを言ってきます。

おくりもの

明日友人のお通夜があるので、昨晩自分でカラーリングした。かなり茶色だったので、暗くした。夏用の喪服も出した。夏用なんてもったいないな、って買うときは思ったのに、以外にも出番が多くて複雑な気持ち。この暑さはご病気の方には想像以上に堪えるのかもしれない。

彼女には7歳の女の子がいる。今春小学校に入学したばかり。付属の幼稚園にいるときから「小学校の制服姿を早く見たい」って言っていたのだけど、まさかそんな意味があったとは...。もっと成長していく姿を見たかっただろうに。どれだけ心残りだっただろう。

それを思うと割とはやく出産してしまった私は幸せかも。幼い子を残して亡くなるほど辛いものはないって思う。

明日Sちゃん(彼女の一人娘)に会うわけだけど、こっちが泣き出してしまいそうで、(そんなことしないように)がんばらなければ。

偶然にも亡くなる前の週に彼女とlineでやりとりをしていた。入院中とは知らなかったから、ごく普通にトークしてスタンプを送りあった。その跡が私のスマホに残っている。それを見ると、いまでも彼女が生きているように思えて、胸がいっぱいになる。よく突然亡くなったために個人のHPやブログがネット上に残ったままの人の話を聞くけど、同じような感じがする。

45歳で亡くなってしまった彼女の分も残された私たちはがんばって生きなければ。この先何か辛いときがあったときは、彼女のlineを見て、彼女に励ましてもらおう。Sちゃんの笑顔も思い出して、がんばろう。

Y子さん、ありがとう。明日は最後のご挨拶に行きます。どうぞ、安らかにお休みください。

法則

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プリンをつくりました。junさんがハイクに載せていた電子レンジでつくる方法で。もう、びっくりです。2分強!だって、私の今までのやり方だと蒸し器でもオーブンでも40分くらいはかかっていたのですよ。まさに目から鱗。

それにカラメルまで電子レンジでできちゃうとは。本当はもう少し焦がしても良かったのですが、なにしろ‘焦がす’って作業は怖いので一歩手前で止めました。

これのポイントはマグカップでつくること。ほら、プリンの形がマグカップの形でしょ?常に様子を見ながらチンするのだけど、マグカップだと取っ手がついているから、簡単にレンジから出し入れができる。さまざまな条件でレシピ通りにはいかないから、自分のちょうどを知るために何度か実験ををくり繰り返す。あと10秒かな。あと2秒かな。よし、ここだ!

 

そうそう、ところで、料理って、見た目9割だと思う。見た目がいい料理は美味しい。だから、いつもjunさんのポスト眺めては、「これはぜったい美味しい!」って確信して幸せな気分になるのです。そういうハイカーさん、私以外にも大勢いると思う。だから、junさん、これからもよろしくね。(^_^)v

 

参考レシピ:http://cookpad.com/recipe/1351368

横並び

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最近のできごと。

コメダに行って、かき氷を食べてきた。ふわ、しゃり、じゅわー。っていう宣伝コピーの通り、ふわふわな氷と、しゃりしゃりしている氷が混ざっていて、初めて食べるかき氷だった。コーヒーが美味しいから家の近くにあるといいなって思うけど、こういうお店はたまに行くからいいのよね、きっと。

長男は大学のサークルメンバーと関西方面から北陸への旅に出ている。昨日は甲子園に行って高校野球観戦してきたとのこと。2試合目のときは満席で入れなかったらしいから、かなりの人気のよう。いいなあ。一度は行ってみたいと思っている憧れの甲子園球場なんだけど...いつか行けるかしら。

娘は富士急ハイランド含む山梨方面に。同じメンバーで高1のときから毎年行っているジェットコースター好き。私は山梨にはお気に入りの温泉があって、実家の父母を連れて近々行く予定。

 

8月末に横浜でボランティアグループの打ち合わせかねて暑気払い。リーダーの自宅で一品ずつ持ち寄ってランチ。このメンバーとの付き合いは、正直言って面倒で仕方なかったのだけど、最近は年配者との交流と割り切って、話を聞く側に徹しているからむしろ楽。あ、どこかで聞いた、石田純一の「さしすせそ会話術」って恋愛用かもしれないけど、これは、正直それほど相手に興味がなくても会話が円滑に進む便利なテクニックなのでは?ベストセラーの「聞く力」より役に立つかも。

「さすが」「知らなかった〜」「すごーい」「せっかくだから」「そうなんだ」

まあ、結局、しゃべっている相手の気分良くするってことね。でも、むしろ恋愛の場合はこれだけじゃ、その場しのぎで発展がないような気がするけど。合コンとかオフ会用?(笑)はい、最終的には、会話術より人間的魅力です。当たり前。

そうそう、デートの食事でもお茶でもお酒でも何でもいいんだけど、席って、対面より横並びとかL字の位置の方が会話が進みません?これ、なんでかなあ。面と向かうと恥しいから?たぶん、女子はそうなんだと思う。と、ふと思い出したのですよ、若かりし頃を(笑)。

サトウキビ

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私の画面は最近こればかり。いかに夏物セールをチェックしてるかが分かりますね。

仕事は先週がピークで大変だった。体調も機嫌も悪かったのだけど、その原因をつきつめれば、空腹と睡眠不足ということがわかり、今更だけど、きちんと食べ、寝ることにした。パソする時間もないくらい寝ている毎日(笑)。

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沖縄に行ってきた人からお土産をもらう。黒糖が美味しい。まろやかな優しい甘さ。ゴテゴテのケーキよりずっと素敵なスイーツかも。あ、先日の記事にはトウキビ載せたけど、今回はサトウキビね。サトウキビっていうと何を思い出すかな。ざわわ、ざわわのサトウキビ畑の歌かな。私はサトウキビ畑を舞台にした「深呼吸の必要」っていう青春映画を思い出す。(実は長澤まさみのファンなので、彼女の出てる映画は何気に見ているよ(^_-))

ところで、この映画のタイトルは、詩人長田弘さんの同名の詩集からとっているんだけど、私はこの詩集のほうが先に知っていて、これがいいんだ、とっても。その中でもお気に入りは「鉄棒」という詩。


 誰もいない冬の小公園の片隅にある1本の鉄棒は――知っているだろうかーーほんとうは神さまがこの世にわすれていった忘れものなのだ。ハッとするほど冷たい黒光りした鉄棒を逆手に握って、おもいきり地を蹴ってみれば、そうとわかる。一瞬、周囲の光景がくるりと廻転したとおもったら、もうきみの身体は、いつもの世界のまんなかに浮かんでいる。
 ふしぎだ、すべての風景がちがってみえる。ほんのわずか目の高さがちがっただけで。息をしずめ、順手にもちかえて、きみは身体を廻転させる。もう一ど。またもう一ど。すると、ありふれた世界がひっくりかえる。電線、家々の屋根、木の梢、空の青さが、ワーッとこころにとびこんでくる。空気はおそろしく冷たいが、鼓動は暖かい。自分の鼓動がこの世の鼓動のようにはっきりかんじられる。しっかり握りなおす、神さまがここにわすれていった古い鉄棒を、きみは世界の心棒のように。
(「深呼吸の必要長田弘 晶文社)

 小さな公園にある古い鉄棒が神さまの忘れものだなんて、もうそれだけで参ってしまうでしょ。そして、なぜそんなに神聖なものなのかは、回ってみるとわかる。そうそう、地面を蹴るのだから、これは逆上がり。やった、やった、小4のとき。これができなくちゃ5年生に進級できないとか言われて、クラスみんなで励ましあって結局全員がきるようになった。実は本当の逆上がりって地面を蹴らずに腕の力だけで体をぐいって持ち上げるのだけど、できない子は助走をつけて地面を蹴り、その勢いを利用して回るやり方をしていた。これだと何度かやっているうちに自然とできるようになる。

鉄棒は楽しかった。まさにこの詩のとおり。世界が変わるんだもの。そしてあの身体の浮く感覚。回っている間の他とは遮断された自分だけの宇宙。たかが鉄の棒一本なのにいろんな回り方ができて、そのたびにいろんな世界が見えた。そうそう、回りはじめは、いつだって鉄棒をしっかり握り、小さな覚悟をして回るのだった。神さまの忘れものだとしっていたら、もっと丁寧に回っただろうに。

そして、それから10年以上も経って、私はまた回った。長男4歳だったかな。お手本見せたんだけど、意外にも簡単にできたのは、双子を抱きかかえる毎日でしっかりと腕の筋肉を鍛えていたからだと思う。さすがに今はできないし、想像しただけで眩暈がしそう(笑)。

 

さて、今夜は二男とふたりだけの夕食なので、何にしようか考え中。

不幸中の幸い

朝、職場にて。ふと手にしたハサミ(普通の紙を切る文具)の刃がやけにベタベタしていて切れ味が悪い。粘着テープとかを普通に切ってるものね、仕方ない。でも、これじゃ役に立たないから、なんとか綺麗にしたい。

どうすればいいのか分からないまま、あの例のドイツ生まれの掃除消しゴムで、ゴシゴシし始めた。でも、かなり頑固なくっつきで、なかなか取れない。思わず力を入れた。と、そのとたん手が滑り、右手人差し指の指先をさっくり。刃が垂直に入ったものだから、見事に出血して血が床に垂れた。

その痛かったこと。でも、痛みより何より血を止めなくちゃ、ということで、誰もがする圧迫止血法を試みる。切ったとき、まず近いところにあったのがティッシュだったので、それを出血箇所に当てた。そうそう、たとえば鼻血!っていうとき、すぐティッシュでしょ?その感じね(笑)。で、そのまま左手で思い切り圧迫をした。えー、でも止まらないよ。全然ダメ。あとで知ったことだけど、30分ぐらい圧迫しないといけないらしい。しかもその間、圧迫を緩めてはいけないだとか。そんなの1人じゃ無理でしょ。

たぶん、一分くらいだったと思う。痛いのと血が止まらないので諦めてしまったら、今度はティッシュが傷口に張り付いてしまった。そりゃそうよね、血はすぐに固まるもん。で、剥がそうとしたら、ますます切り口が裂けて大きくなりそうで、きゃあああ。これは大変。今度は洗面所に行って、洗い流す。そうだ、そうだ、まず水を流すのが良かったのでは?いや、いや、それは火傷の応急処置でしょ(爆)。

まあ、とにかくティッシュは取れた。でも何しろ痛い。血は全然止まらない。こうなったら、あまり良くないとは聞いていたけど、縛るしかないと判断し、手元にある輪ゴムで第一関節あたりをぐるぐる巻きにした。実のところ、台所仕事をしていて、包丁で切ったことは過去に幾度かあって、そのたびにこの方法で止血していたのだけど、この方法って組織にダメージを与えるから良くないって、夫が熱弁してたのだ。それは理解できるけど、そう話す夫は、そういう目に遭ったことないから、暢気にそんなことを言っているのであって、とにかくすぐ止めたい場合は、やっぱりこれでしょ。確かに縛った先は、血が通わなくなり真っ白になって不気味だけど、指先だし、短時間なんだから大丈夫。血さえ止まれば、すぐにバンドエイド貼ることもできて仕事ができる。

それにしても、出血ってこんなに痛かったっけ。しばらくの間、ズキズキ、ズキズキしていて何もできない。小さな子が転んで怪我するのはこんなに痛いのか、いや、擦り傷とは違うでしょ...なんてことを思っていたら、とたんに忙しくなって、痛みは忘れてしまって仕事をしてた。途中一度だけバンドエイドを取り替えたけど、いつのまにか夜になっていて、痛みも消えていた。

今、見たら傷口は完全にふさがっていた。爪の横7ミリくらいかな。への字になっているところがいかにも刃が食い込んで入ったって感じがする。放っておくとまた開いてしまいそうだから、しばらくはまだバンドエイドを貼っておこう。

右手人差し指だったけど、指先だったので、特に仕事に支障はなかった。書くことに関しても大丈夫だった。

ただ一つ、スマホのタッチがそれでは出来ず、中指を使って操作していた。で、やっぱりミスってしまい、とある人に迷惑?をかけた。とある人は親しい人でよかった。

不思議

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北海道から届いたトウモロコシは白かった!びっくり。今ってこんなのがあるのですね。調べたら生でも食べられるとか。さすがにそれはできなくて、表示通りにレンジでチンしました。トウモロコシって、北海道ではトウキビって言うでしょ?夫の出身地の九州地方でもトウキビ。なんか不思議。日本の端と端が同じって(笑)。

甘くてジューシーで美味しくて家族にも好評だったけど、申し訳ないけど私は昔からの黄色のほうが好きかも。コーンはやっぱり黄色のイメージだから。

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ピーマンももらったので、肉詰めにしました。ふつう縦に切ってボート型にして詰めると思うけど、うちは輪切りにするの。こっちのほうがピーマンと肉とのバランスがよくて、何しろ食べやすいでしょ。ボート型は意外に大きくて、切りながら食べると、さっかくの肉詰めがバラバラになったりするから。フライパンに並べたところを撮りました。ふと思いついて(笑)。

あとはナスもたくさん。ナスの料理もたくさんあるけど、今日は中華風。ナスのヘタを取り丸ごといくつかジップロックに入れる。袋の端を開け(←重要)柔らかくなるまでチン(5分くらい)。箸を袋の中に入れてナスをざっくり裂き、味ぽん、砂糖、ごま油、鷹の爪を入れる。袋をしっかり閉めて流水で冷やし、さらに氷水で冷やす。

ごま油って入れるだけで中華風になるから、サラダのドレッシングも簡単。ドレッシングっていろんな種類が販売されているけど、いろいろ揃えると冷蔵庫の中がいっぱいになってしまうし、使い切れなかったりするから、自分でつくるのがいいんじゃないかな。混ぜるだけだから簡単だし、素材が美味しければ、それほど神経質にならなくても大丈夫だと思う。←いい加減主婦。(^_-)

そういえば、ハイクでポテトサラダの作り方が話題になったことがあったけど、私は茹で上がったジャガイモにまずフレンチドレッシング(オリーブオイル、酢、塩、こしょう、砂糖)で味をつけるんだけど、そういうポスト見なかったので、ちょっと不思議だった。長年自分のやり方でやっているとそれが当たり前になってしまっているけど、それが人それぞれだと思うと、ちょっと面白いかも。そうそう、娘は高校時代、ホームメイド部とかいう昔でいう家政部みたいなところに入っていたのだけど、料理になると、グループ内で細かなもめごとが起きていたらしい。わかるなあ(笑)

 

今日の記事は、一気に書いたのでなく、中断しながら細切れに書いたので、いま読み返したら、なんか変でしょ?でも推敲し始めるときりがないので、このまま公開ボタンを押してしまいます。新聞や雑誌の連載作家の偉大さが分かりますね(笑)。

ひとり

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水曜日に食べたマンゴーのタルト。写真がほとんどない殺風景な私のブログにだって、たまにはこういう美味しそうなものも載るのよ(笑)。

それには理由あり。だって、ほら、

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ね、店内混んでいるけど、目の前の席が空いている。そ、ひとりでお茶してたのです。だから、スマホ出して、マナーカメラでパシッって撮れた。この日は、ちょっと緊張することが終わって、家に帰る前に1人で、ほっと一息つきたかった。

もし、目の前に座っている人がいたら、写真は撮れない。今あなたといるこの3次元を遮断して、私はもっと楽しいことをするの、って空気を一瞬でも相手に与えたくないんだけど、考えすぎ?(笑)単なる(ネット世界に馴染んでいない)古い人間なのかも。あと、最近やたらとカメラに凝っている長男への反発もあるなあ。←ぶつぶつ

 

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タルトのあとは、淹れたてのコーヒー。泡が沈んでない状態で写したから、ブラックなのに黒色じゃない(笑)。すごく美味しくて、ほっとした。緊張が続いた仕事の帰りだったので、疲れもとれ、貴重な時間だった。

 

月末から月初は、完全に1人でする仕事が多い。主に書類の作成だけど、職場で1人でこつこつやっている。石井桃子さんの「ひとりたび」にこんなのがある。

私は、自分はひとりぼっちでいるほうが、いい人間になれることを考えて、おかしくも思ったが、それは、うそいつわりのない事実であった。元来、不器用な人間が、すばやいひとたちについてゆこうとすると、納得もしないうちに物事を切りあげ、何かを口にし、先へ歩いていかなければならない。いつも中途半端なところで、粗雑に生きていかなければならない。

こういうことがやっと分かるようになった。

性別


Deep Purple - Child In Time - 1970 - YouTube

月曜日の夜、ラジオから流れていた。懐かしい。よくあることだけど、高校時代にロックはこういうものだと語る男子に教わった。衝撃と感動に打ちのめされ、しばらくぽかーんとした憶えあり。もうこれは交響曲でしょ。それに詩がまたすばらしくて、今の時代にもこれを叫びたい!!

 

childつながりから子どもの話。知り合いに4人目の子を授かったという人がいて、尊敬する。私は3人の子持ちだけど、2人目と3人目は双子だから実質上妊娠は2回なのだ。だから、3人以上のママは異常に尊敬する。ほんと、偉い!いや別に一人っ子や2人の子のママが偉くないとかいうのでなく、もちろんそのママたちの大変さは分かるけど、それでもやっぱり3人、4人の育児はその何倍も大変だ。なので、意識的に3人以上!には頭が下がる。

で、先ほどのママ。3人の子は男子のみ。なので4人目に(女の子の)期待がかかる。プレッシャーかも知れない。産んでしまったらどっちだっていいと思うけど、やっぱり妊娠中は回りも本人も気になるものだ。

 

さて、いつも美味しそうなお料理の写真のポストで皆を幸せにしてくれているjun - はてなハイクがあるのだけど、そのjunさんの最近のポストにこんなのがあった。

妹の子ども未だ性別分からず
隠しているらしい(笑)

 これを読んで、私はずっと気になっている。隠しているらしいって誰が?ってこと。

 1.病院の先生が

 2.お腹の赤ちゃん自身が

 3.妹さんが

1は、たとえば冒頭のママの場合、また男子と分かるとショックを受けるので、先生は分かっても隠す場合がある。

2は、スキャンで見たとき、お腹の赤ちゃんの位置によって分かったり分からなかったりする。ちなみに私の双子は1人は男子って分かっていたがもう1人は不明だった。

3は、ママが全てを知っているけど、回りの人たちには隠している。

さあ、気になって眠れないので、junさん、もしこの記事を読んでくれたら、おしえてください。よろしくお願いします。

紺色

あちこちで夏物セール開催中。物は増やさないようにしているのに、ついつい誘惑に負けてしまう。丈のある総柄刺繍のノースリーブブラウス。

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懐かしい感じがする総柄刺繍(画像、全然わからないですね・笑)とお腹や背中が見えることのない長めの丈が気に入った。色はついつい紺を選んでしまう。

 

その昔、大学出て就職した会社は、支店や支社は女子の制服があったのだけど、本店勤務にはなかった。スモックのような事務服はあったけど、着ているのは経理や業務部で、営業部等はもっぱら私服のみ。それに憧れて本店勤務を希望したなんて言ったらバカにされそうだけど、嘘ではない。お洒落な服で身を包み、颯爽と仕事をするのが夢だった。

とはいうものの、実際のところ、毎日違った服を着て行くなんて到底無理。学生の頃からの手持ちの服に、少しずつお気に入りのお店の服を加えていって、上や下をとっかえひっかえシンクロさせ必死にコーディネートする毎日だった。だから、お給料のたびに買い物をして、ワードローブが少しずつ増えていくのは、すごーっく嬉しかった。

その頃からテーマカラーは紺に決めていた。服だけでなく、財布やカードケースも紺で揃えていたから、結構徹底していたのかも。色を決めておくのは、実は便利で、買い物のとき、他の系統の色には目がいかないから、(どんなに安くなっていたりしても)誘惑されず、経済的だった、と思う。

人に見られるためのファッションもあるけど、当時意外にも仕事に燃えていた私は、仕事を快適にするためのファッションに拘っていた。着慣れない色や形の服は落ち着いて仕事ができないし、それは「私」でないように思えた。逆に言えば、いろいろ細かなことに拘ることで、私なりの「私」をつくっていたのかも。たとえば、顔の周りは飾るけど、手元は気が散るから飾らない。←指輪はしない、ネイルは決めた色。など。

そういう拘りは今もずっと続いていて、主婦になっても、巷で流行っているお洒落なネイルには興味ないし(勧められて経験はある)、指輪だって、結婚指輪も本当ははずしたいくらい(それはまずいでしょ・笑)。

そして、いまだに紺色の服には、この歳になっても惹かれるのだ。最近ではね、例の何とか細胞のOさんが記者会見で着ていたワンピース。バーバーリーなんだよねぇ。かなり高い。

 

昨晩は長男がいなかったので、カレーが珍しく余り、朝食は朝カレー。なので準備がすごく楽。毎朝これにしたいかも(笑)。そうそう、ミョウガとセロリのピクルスに凝ってます。午後から渋谷。

文庫と納豆

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ちくま文庫は大好きな文庫。いつもマイ本棚のセンターに並べておいて、ふと手にとって何度でも読みたくなる本ばかりのラインアップ。この夏加わった一冊は一番左端の『モロッコ流謫』。SIMさんに勧められて、すぐに読みたくなった。モロッコには憧れがある。スペイン国内をアンダルシアに向かって列車で南下しているとき、車内で知り合った日本人学生はモロッコまで行くと言っていた。そこで初めて、乗っている列車の終点がモロッコという違う国だと知った。思わずそのまま行きたくなり、夫に提案したが却下された。そりゃそうだ、旅の計画、実行は全て夫任せ。(^_^;)

ちなみにこのときの旅行、イギリスからドーバー海峡を渡ってフランスに入り、そのまま夜行列車でスペインに入った。通関手続きは車内で。行きも帰りも飛行機を一切使わない旅だった。

 

モロッコ繋がりで思い出すのは『モロッコ革の本』。ブックデザイナーの著者は西欧には皮で本を飾る技術があって、その技術を学ぶためベルギーのとある先生のもとで学ぶ。最初は先生の技術に圧倒されるだけだったけど、修行を続ける中で、いつかその先生の技術を本当に身につけたいと思うようになる。そして、そう思った時、彼女はあらためて先生の技術の高さに気づき、自分の進むべき道の険しさに気づく。

この「本当に自分が目指したいものを見つけた時、その大変さが真に理解できる」
というのは重要だと思うし、いろんなことに当てはまると思う。本当に自分にとって大切なものは何なのか、本当に自分が目指したいものは何なのか。
そのことをしっかり考え、それを見極めて努力をしなければいけないんだと思うけど、踏み出す勇気、覚悟がない。だから日々ずるずると生きてる。

 

さあてと、日曜日のお昼、いつも食べてる素麺に料理番組で見た薬味(トッピング)を加えてみた。鶏のささみを焼いてほぐしたものと、納豆+オクラ+いかそうめんを刻み混ぜたものの二種。どっちも美味しくて、特に後者は最高だった。

人間は納豆が好きな人と嫌いな人に分けることができる。私好きな人、あなたは?