Cotton Candy

夢の続きは、ひとつかみの綿菓子

文庫と納豆

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ちくま文庫は大好きな文庫。いつもマイ本棚のセンターに並べておいて、ふと手にとって何度でも読みたくなる本ばかりのラインアップ。この夏加わった一冊は一番左端の『モロッコ流謫』。SIMさんに勧められて、すぐに読みたくなった。モロッコには憧れがある。スペイン国内をアンダルシアに向かって列車で南下しているとき、車内で知り合った日本人学生はモロッコまで行くと言っていた。そこで初めて、乗っている列車の終点がモロッコという違う国だと知った。思わずそのまま行きたくなり、夫に提案したが却下された。そりゃそうだ、旅の計画、実行は全て夫任せ。(^_^;)

ちなみにこのときの旅行、イギリスからドーバー海峡を渡ってフランスに入り、そのまま夜行列車でスペインに入った。通関手続きは車内で。行きも帰りも飛行機を一切使わない旅だった。

 

モロッコ繋がりで思い出すのは『モロッコ革の本』。ブックデザイナーの著者は西欧には皮で本を飾る技術があって、その技術を学ぶためベルギーのとある先生のもとで学ぶ。最初は先生の技術に圧倒されるだけだったけど、修行を続ける中で、いつかその先生の技術を本当に身につけたいと思うようになる。そして、そう思った時、彼女はあらためて先生の技術の高さに気づき、自分の進むべき道の険しさに気づく。

この「本当に自分が目指したいものを見つけた時、その大変さが真に理解できる」
というのは重要だと思うし、いろんなことに当てはまると思う。本当に自分にとって大切なものは何なのか、本当に自分が目指したいものは何なのか。
そのことをしっかり考え、それを見極めて努力をしなければいけないんだと思うけど、踏み出す勇気、覚悟がない。だから日々ずるずると生きてる。

 

さあてと、日曜日のお昼、いつも食べてる素麺に料理番組で見た薬味(トッピング)を加えてみた。鶏のささみを焼いてほぐしたものと、納豆+オクラ+いかそうめんを刻み混ぜたものの二種。どっちも美味しくて、特に後者は最高だった。

人間は納豆が好きな人と嫌いな人に分けることができる。私好きな人、あなたは?