Cotton Candy

夢の続きは、ひとつかみの綿菓子

ミルクとチャペル

日曜日。雨の中、都内R大のホームカミングデイに出かける。私はここの大学の卒業生ではないのだけど、姪が在学中でチャペルで演奏会をすると聞き、(姉は仕事の都合でどうしても行けないと聞き)、この大雨では観客も少ないだろうから、かわいい姪のために一人で聴きに行った。R大には受験で行ったことがあるのだけど、はるか昔のこと、賑やかな最寄りの駅から、恥ずかしながら一瞬迷ってしまった。あとでわかったことだけど、地下を通ればよかったらしい。それにしても、相変わらず、とても江戸っ子とは言えません(笑)。

実は、演奏会の前の時間帯に「公開トーク」鳥飼久美子氏の【グローバル世界と英語コミュニケーション】という講演が開催されることを知り、これに興味をそそられたのも、前向きに行った理由。はたして、とーっても面白くて、ためになった。いきなり、「今の日本の現状を表している」と、この画像から始まったのには、場内爆笑。


Japanese Ad Nissin Cup Noodles 2013 日清カップヌードル CM ...

聴いている人たちは、40代~ご年配の人ばかりだったけど、現役大学生をはじめ、英語を使って仕事している人たちや、もっと若い人たちも聴けばよかったのに、残念。

聴きながら、いろいろ思った。英語だから言葉のニュアンスや言い回しで、どうしても意思疎通がうまくいかないときがあるけど、それをあきらめずに何とかしようと努力することが大切っていうのは、英語じゃなくても日本語でも、だよなあ...。自分の意見を主張をしながら、相手の意見も尊重して、その折り合いをつける、ってことができればいいのだろうけど、いくつになっても難しいなあ...。などと英語というより、ごく日常の私のコミュニケーションを反省したかも。仕事でもプライベートでも。

そうそう、日本語は必ず、子音+母音の組み合わせだけど、英語は子音+子音というのがあって、この発音が難しい。その難しい発音の典型的な例として彼女が挙げたのが「milk」。母音+(上あごに思い切り舌をくっつける)エル+kの発音は、すごーく難しいんですって。ほらほら、だから私の英語がロンドンのマックで通じなかったのは当たり前なのだと納得したのでした(笑)。

 

それにしても、大雨だった一日。演奏会の観客は本当に少なくて、一生懸命演奏してる学生たちが気の毒だった。すばらしい演奏だったのに...。で、チャペルって場所は、いつ来ても、(信者じゃなくても)敬虔な気持ちになれるところで、好きな場所。讃美歌を歌うのも好き。