Cotton Candy

夢の続きは、ひとつかみの綿菓子

ドッジボール

今週のお題「スポーツの秋」だそうな。そういえば、先週だったかな、ハイクのキーワードで、運動できなかった子あるある - はてなハイク がやたらと盛況だったのを目にした。意外にも、いえ、案の定(失礼・笑)、ハイカーさんたちは学校の体育で苦労したらしい。

はたから読んでいて、ちょっと突っ込みたくなるハイクもいくつかあったけど、ドッジボールについてだけ、ひと言。これは小学校4年生くらいから、めちゃっくちゃ流行って、学校では暇さえあれば、これをやっていた。低学年のときから円陣のドッジをやっていた気がするけど、中学年になって四角コートの本格的なこれをやるようになったとき、体育が終わって、次の授業に入る前に、担任の先生が黒板に、その図(コート・人・ボール)を書きながら、楽しみ方を教えてくれた。

「君たちは、外野から中の人を狙って強いボールを投げて当てようと必死だけど、違うんだ。まず、外野と外野、また味方の内野の人と外野で、とにかくボールを早く回すんだ。キャッチしたら、すぐ投げる。何回も何回も。そうすると、中にいる人たち(適)は、ボールの行方に連れられて、右に流れ左に流れ、いつのまにか追いつかなくなって、逃げられなくなるから、目の前に集まる。そこを狙う」

○と矢印がいっぱいの黒板の図と、その説明を聞いたとき、私たちは目が覚めたように「そうか、そうだったのか」と頷き、すぐにでも外に出て、やりたくなった(試してみたくなった)。そのときの先生の説明と図、自分の驚きを私は今でもはっきり思い出すことができる。だから、よっぽど印象的だったのだろう。

よくよく考えれば、これはサッカーやバスケのパス回しに繋がる。パスを回して敵を揺さぶるのは、ボール競技の当り前の戦法だ。そう、ドッジもただ当てる、逃げる、取る、そのたびに流れが止まる、個人戦でなく、技とスピードを必要とする、ちゃんとしたチーム戦なのだ。

正式なドッジボールの戦いを見たことがないから、この戦法が本当にふさわしいのかどうかは分からない。教えてくれた先生も体育専門の先生ではなかった。でも、それを学んだことで、私たちはボールを投げる取るの楽しみを覚え、メンバーと協力して敵を倒す醍醐味も味わうことができた。そうして、いつのまにか、ボールを遠くまで投げられる体力や瞬発力もつけることができたのだと思う。

私が体育を好きになったのは、たぶん、ドッジを好きになってから。と言っても、ボールを当てることなんて出来ずに、回してばかりいたけど。「まだ、回すのかよ」って言われた覚えもある(笑)。それでも本当に楽しかった。そして、その影響で、中学時代はバスケ部に入部することになったのでございます。バスケの話を知らない方は、こちらB : バスケットボール - Cotton Candyを読んでね。(*^_^*)