Cotton Candy

夢の続きは、ひとつかみの綿菓子

G:

いわゆる風呂敷残業はしたくないのだけど、21日の高校野球準決勝は二試合とも面白そうなので、それを見ながらリビングで仕事をするのも悪くないと思い、あれこれと資料をエコバッグに詰め込んだ。紙なので結構重い。それとは別に、昼間いただいた新潟産の大きな梨5個とお煎餅が入った紙袋を持って帰らなければならなかった。こちらもずしりと重い。

で、残念ながら、右肩にショルダーバッグ、両手に荷物というオバサンスタイルになってしまった(笑)。というのも、雑誌か何かで、買い物のときなど紙袋が二つ以上になっても片手で持った方が(格好)いいようなことを読んだ記憶があるからだ。さらに細かく言うと、大きな袋を内側つまり自分の身側にし外側につれて小さくしていくと持ちやすいし、見た目のバランスが良いとか。なあんて、そんなこと言ってられない現実があります(笑)。

 

GはジャーマンG。もしかしたら本来はジャーマニーGなのかもしれないけど、ジャーマンの方が言いやすいからかな?

ドイツのノーベル賞作家ヘッセの『車輪の下』は、実は(恥ずかしくて)誰にも言ったことないけど、ときどき本棚から出して読む好きな本。ね、あんな暗くて悲劇の本が好きなんて、おかしいでしょ?タイトルからして、車輪の下だものね。(>_<) ・・・国も時代も背景も全然違うけど、ストレートに、やっぱり苦しくて辛かった受験時代を思い出す。受験の先にある未来も見えずにあれこれ彷徨っていた自分を思い出す。

あ、でも、エンデのファンタジー『モモ』も好き。そうそう、映画『風立ちぬ』に繰り返し持ち出されるトーマス=マンの『魔の山』だけど、主人公の名がカストルプというのね。二郎たちが軽井沢で出会うドイツ人と同じ名。しかもこれも結核を題材にした小説だとは知らなかった。さすが、宮崎駿は奥が深い、というか色んな文学作品をごちゃまぜにしてるのね。彼女の名を菜穂子にしたのだって、堀辰雄の『菜穂子』からというのは明らかだし。

 

暑くて変な時間に目が覚めてしまった。明るくなり始めてベランダで花たちに水をやっていたら、早速ジョギングしてる人や犬の散歩をしている人や外を掃いている人たちがいて頭が下がる。・・・春に始めたジョギング、三日坊主だったなあ、相変わらず(笑)。