Cotton Candy

夢の続きは、ひとつかみの綿菓子

D:

仕事はとりあえず予定していたことは済ませた。本当はもっと時間をかければいいのかもしれないし、もっと奥深くひとつひとつを見つめればいいのかもしれない。でも、その「いい」って何なんだろう。仕事以外の自分の時間をどこまで‘仕事’に使えるか。それはどこまで仕事が好きなのか、を問われていることなのかも。で、正直言って、そこまで自分の仕事が好きではないよ...。

好きなことを仕事にするのが一番、とか聞くけど、果たして、好きなことが仕事になったとき、それがどのくらい好きでいられるのだろう。仕事になったとたん、そうでなくなってしまうのかもしれない、ね。

大学時代のアルバイト、ケーキ屋さんの裏方で、卵をひたすら割っていたり、クッキーを袋つめしたり、洗い物や掃除したり。そういう明らかに「終わった!」という感じがある仕事は楽しかったな。でも、それってアルバイトだからなんだろうな。

なんて、ため息つきながら書いていますが、それほど深刻になっているわけではないのでご心配なく(笑)。誰だって、どんな仕事だって、大変だし、そんなこと今さら確認するあまちゃんではなく、一人前のオバハンなのだから(笑)。

 

DはデンマークD。デンマークといえば、童話の神様アンデルセン。というか、(デンマークの方々に申し訳ないけど)それしか知らない(^_^;) その昔々、アンデルセンの童話が世界中で読まれるようになって、世の人々はデンマークという国があることを知ったって聞いたことある。つまり、彼は自国を世界に広めた英雄なのだ。

私はといえば、その思い出は、いっぱい!!

まず、幼稚園のときの最初の劇が「みにくいアヒルの子」。泣いているアヒルの子を慰める天使の役だったのだけど、とてもよく憶えているので、たぶん、この役が気に入っていたのだろう。人数調整のために強引に追加された役だったとは知らずに(笑)。その後、初めて母に買ってもらった本が「マッチ売りの少女」だったし、「人魚姫」は少女時代のバイブルだったし、初めて感想文らしきものを書いたのが「はだかの王様」だった。グリムの伝承童話と違って、アンデルセンの創作童話は、幼い心の想像力をかきたて、現実とは違う世界に連れて行ってくれる、今でいうジブリの世界だったのかも。しかもファンタジーでありながら、「死」という強烈なテーマに直面する作品も多くて、深い読書体験をさせてもらったように思う。あとになって、アヒルの子は彼の自伝だとか、マッチ売りの少女は母親がモデルで、売っていたのはマッチじゃなかったとか・・・そういう噂(?)も興味深く、じゃあ、人魚姫は?赤い靴は?おやゆび姫は?とかいろんな想像をするのが楽しかった。そうそう、アンデルセンって生涯独身だったのよね、失恋ばかりしてたって聞いたことがあるけど、だから、あんな素敵な作品がたくさん生まれたのかも。

そういうわけで、次の読み聞かせボランティアは「アンデルセン童話」に決まりだな。(^_^)v