Cotton Candy

夢の続きは、ひとつかみの綿菓子

世界は広い

今春から大学生になった娘に成人式用の晴れ着のカタログがたくさん届く。宛名は娘の名と保護者様。ついこないだまで「あー、また来たか」程度の反応だったのだけど、最近は「これもべ○ッセからの名簿なのかなあ」なんて娘が言っている。え?そうなのかしらん。

実はもう10年近く前になるけど、私はこの会社で働いたことがある。もちろんパート。で、一ヶ月で辞めた。詳しいことは書かないけど、(私にとっては)そういう会社だった。自分で言うのも何だけど、こんな私だって、それなりの責任感もあるし、根性だってないわけじゃない。でも、一ヶ月がやっとだった。印象といえば、何しろパートと派遣社員ばかりの会社だった。正社員はほんの少し。近頃の話題で、顧客への陳謝対応を派遣社員に任せている、なんていう記事を読んだけど、納得できる。

それを思ったら、毎日ため息をつきながらも辞めようとは思わない今の仕事は、意外に向いているのかも知れない。なんて、かなり強引に前向きにしてる(笑)。

今日も思いがけないハプニングは起こるし、相変わらずそれにあたふたするし、誤解もあったし、言い訳もできなかったし、ため息ばかり...。帰るときはぐったり...。

で、そういう状態を他人にはあまり見せたくないって思っていたのだけど、(前回記事で書いた)Yさんに見抜かれ、水曜日の午後、すごーく特殊な場所で特殊な体験をしてきた。今思い出しても、あれは現実でなく夢だったのではないかと思うくらい。でも、確かにあったことで、あそこに私がいたことが今となっては不思議。

悪いことをしたわけじゃないけど、家族には話せないので、職場のSさんにそのことを話した。Sさん、驚いていたけど、

「cottonさんねえ、それは見抜かれたのでなく、ただcottonさんが誘いに乗ってくれる人だと思われただけだと思うよ。誰にだって悩みのひとつやふたつはあるはずでしょ。気を付けた方がいいよ」

とお説教された。はい、それはそうです。でも、行ってみなくちゃ分からなかったし、あの場であのタイミングで断ることはできなかったし、行ったけどちゃんと冷静でいられたのだから、それはそれで良かったのだと思う。Yさんはいい人だし、尊敬もできるし、このままお付き合いは続くだろうし。

それにしても、いくつになっても、井の中の蛙どころか、バケツ、いや、洗面器の中の蛙だな。私はなーんも知らないのかも。