Cotton Candy

夢の続きは、ひとつかみの綿菓子

大人

先週はこの時期ならではの経理のことで忙しかった。ようやく終わって、ひと安心。も、つかのま。いろんな小さな山が押し寄せてる。少し苦しい・・・。そんな中、図書館から予約していた本が届き、読み始めた。

17人の著者によるあの震災のアンソロジー。あの日から、もうじき2年が経つ。まだほんの数人しか読んでいないけど、たぶん、著者も作家とはいえ、これを書くのは苦しかったのだろうなあって思う。それでも、それぞれ切り口や手法がいろいろで、彼らの力を感じることが出来る。小川洋子川上弘美いしいしんじ池澤夏樹、それに柴田元幸訳と好きな作家揃いなのだけど、初めて読んだ作家、川上未映子にはちょっと驚いた。この人の作品をもっと読んでみたくなった。
そういえば、いつだったか「ダ・ヴィンチ」にキリンジがコラムを連載している頃、同じく彼女も載せていて、『キリンジの「Drifter」を4時間続けて聴いた』って書いてあった、何かで読んだことがある。うんうん、私も4時間どころか、1日中聴いてられるよ。それくらい好き。あんなに美しい曲は他にないって言っていいくらい。
だから、彼女の本を読んでみよう。さっそく今日、書店に行こうかな。
 
時を経れば、街がしぜんと移り変わるように人の心も変化する。それは当たり前なのだと思う。その変化する自分の心に上手に付き合いたいと思うけど、いい年して、全然成長していない・・・。(充分大人なのに)もっと大人になりたい。